- 定期的に自動でバックアップを行ないたい。
- コマンドプロンプトでの操作に抵抗がある。
SyncToyとは
以下の優れたポイントを持つ、ファイルのバックアップソフトウェアです。
- タスク スケジューラーを利用することで自動的にバックアップを実行できる。
- 変更のあったファイルのみ上書き、新規作成するため、2回目以降の処理は短時間で終わる。
- GUIなので設定が容易。(CUIで動く「robocopy」はWindowsに標準装備されています。)
使い方
ダウンロード
古すぎるためかMicrosoftのサイトから消えているので、FileHippoのリンクを張っておきます。
OSのbitと同じものをダウンロードし、インストールを行ってください。
フォルダの設定から初回バックアップまで


Leftが元となるフォルダ、Rightが「バックアップ」フォルダとなります。

下の表を参考に目的にあったモードを選択肢ます。
モード | Leftのファイル変更 | Leftのファイル削除 | Rightのファイル削除、変更 |
---|---|---|---|
Synchronize | 〇 | 〇 | 〇 |
Echo | 〇 | 〇 | × |
Contribute | 〇 | × | × |
- バックアップフォルダ変更時、元のフォルダも変更したい → Synchronize
- バックアップフォルダは触らない → Echo or Contribute
- 元のフォルダとバックアップフォルダを一致させたい → Echo
- 元のフォルダで削除したファイルは、念の為残しておきたい → Contribute

英語名にしておくのが無難です。
Previewをを選択します。

しばらく待つと、コピーするファイル一覧が出てきます。

問題なければRunを選択。


バックアップフォルダがが全く同じになっています
タイムスケジューラーを用いた自動化
これでボタン一つで簡単にバックアップができるようになりました。
更に自動化させ、定期的にバックアップを取らせるようにしましょう。
Windowマークをクリックしてから、「タスク」と入力すると出てくるので選択。

タスクの作成を選択

今回作成するタスクがわかる名前、詳細を入力しましょう。

どんなタイミングでバックアップを実施するか入力します。

画像は毎日、9時にバックアップを実行します。
プログラムスクリプトにバックアップを実行さるコマンドを入力します。
コマンドは下の「バックアップコマンド作成君」でも作れます。
SyncToyインストール場所の初期値は、デフォルト設定時のインストール場所となっています。
インストール場所を変更している場合は変更してください。


コピーしたコマンドを貼り付け、OKを選択。

なんか聞かれますが「はい」を選択。

以上で設定は完了です。

設定した時間が来たら、この様な画面が出てバックアップを自動で行ってくれます。
Q&A
- 日本語にしたい
-
oyasu.info様の日本語化パッチを当ててください。
- タスク登録時のコマンドが「SyncToyCmd.exe」と、起動する時に実行するプログラムと違うのだけれど?
-
コマンドにより動かすCUI版を使用していますので、SyncToyCmd.exeを使用しています。
まとめ
古いツールではありますが、SyncToyはCUIに抵抗がある人には優しいツールですね。
これからもよろしくね!SyncToyくん😉