2017年から中国赴任をしています。
中国赴任が決まって生活が不安な方の参考になればうれしいです。
- 中国赴任が決まった
- 中国駐在員ってどんな生活しているのか興味がある
- 下の表に興味が沸いた
良かったこと
中国語が喋れなくても困らない
中国語を喋れませんし、聞き取れませんが、困ることは殆どありません。
もちろん喋れることに越したことはないのですが、語学勉強は食指が動がないため辞めました。
- 中国語の漢字は60%程度日本と似た形しており、意味は90%程共通なので、無勉強でもニュアンスは理解出来る。
- スマートフォンの会話、及び翻訳アプリを使えれば意思疎通は可能。
- 買い物は指をさせば買えるし、支払いは電子決済なので数字を聞き取れなくても問題なし。
- VPN使えばYoutube等見れるので、日本のコンテンツは問題なく閲覧できる。
- やむを得ない場合は会社の通訳さんにお願いできる環境。(なので中国語一切勉強しないのだが…)
- もともと内向的な性格なので、人とのコミュニケーションに飢えることがない。
なんとかなるネット環境
「上有政策、下有対策」という中国のことわざ通り、なんだかんだで抜け道で対処するお国柄です。
中国ではネットが規制があり、Google、YouTube、Twitter等は利用できませんが、所詮建前。
VPN等抜け道は割と認知されているようで、やってる人はやっているようです。
日本のコンテンツが見れないととっても困るので、私も頑張って勉強しました。


ネット通販万歳
物質的なもの
Amazonは殆ど機能していませんが、淘宝網、猫天等のネット通販は充実しています。
写真の様な筋トレ道具も日本と比較して安価で購入できました。
通訳さんに代理購入してもらった際の、「こいつマジかよ…」という目は忘れられませんが…。

ただし日本の調味料は手に入らないものが多いため、日本で買う事が多いです。
現地のものを使用すると、どうしても中華風味になるんだよなぁ。


電子書籍
電子書籍はKindleと楽天Koboがあるため困ることはないです。
中国に居ながら日本の書籍が手軽に読めるとはテクノロジーの進歩に感謝。
お金が貯まる
中国はインフレが進んでいますが、日本と比固定費や物価が圧倒的に安いです。
項目 | 月額 |
---|---|
光熱費(水道、ガス、電気代すべて含む) | 100元 |
家賃(会社負担) | 自分の場合は会社負担で0、相場は不明 |
ネット光回線費用 | 約60元 |
スマートフォン通信費(会社負担) | 約50元 |
食費(自炊1食分) | 約15元 x 30 = 450元 |
加えて海外赴任手当も付くため、お金がいっぱいたまります。
まぁ中国と日本の税制面から、副業は即バレするため出来ないのは残念ですが。
有り余る時間
仕事内容にもよるとは思いますが、自分の場合は自由な時間がかなり増えました。
出勤、退社時間は運転手もいるので固定であり、出張移動は1日かかるし、休日は自由気ままに過ごせます。
従って、何をするのかを考えないと、無駄に日々を過ごしてしまいがちです。
私は2年位何も考えずに酒飲みながらネットしてた日々をめちゃ後悔しています…。
「今後の人生」や「自身の趣味嗜好」等を考え残りの人生を有意義に過ごしたいものです。
おいしい!
海に面している東側の料理は日本人の好み!(ちなみに西側の内陸は辛すぎて困ることが多い)
どこ行っても料理がおいしいので出張がとっても楽しみになります。
しかし風土に大差ない各地方でも、特産品がある日本はすごいことなんだなぁと思ったりもします。









うーん…なところ
五月蠅い
道では常にクラクションの音が聞こえ、会社では壁を貫通して会話が聞こえる。
言語的に張り上げないと通じないからなのかもしれないけれど、もう少し手心を…。
と思っていた時期が僕にもありました。
半年くらいで「今日も元気だなぁ」と思うようになりました。
神経質な人にはちょっと厳しいかもしれません。
水回りの習慣
トイレ
柵がなく丸見えで、溝に水が流れているだけのニーハオトイレが製鉄所ではよく見るので辛い。
ホテルのトイレは綺麗なので、出かける前に頑張って出す習性が身に付きました。
日本の女性はきついだろうなぁと思ってしまいます。
おふろ
湯船に浸かる習慣がないため、基本的に湯船は家にありません。
寒い地方は大丈夫なのかと思いましたが、床暖房等あるため、お風呂で温まる習慣は無いそうです。
確かに冬は-20℃前後の地域で生活していますが、冬は日本より快適に過ごしている気がします。
スマートフォンは必須
電子決済
スマートフォンが使えないといろんなサービスが利用できないため、爺さん婆さんでも使いこなしています。
電子決済は導入費用、利用料が無料なので普及率が凄まじく、現金払いする人のほうが圧倒的に少ないです。
お釣りを用意する手間に加え、偽札の可能性もあるため、現金払いすると露骨に嫌がられます…。
微信(WeChat)
LINEのパクリ元である、微信は中国人なら必ず使用しているアプリになります。
会社の連絡等もこれを使うのが一般的ですし、防疫対策のアプリも微信にて配布されています。
このアプリを入れないと省を跨ぐ移動が出来ないため、スマートフォンは必須となります。
入国時の情報を管理するアプリも微信で入手したし、データを活かしているのだろうなぁと思うことが多いです。

独りでさみしくない?
日本人、中国人問わず、会う人から良く言われます。
私は独りでも楽しく生きれる様なので、特に感じることはないですが、だめな人は辛いかもしれません。
今ではSNSで繋がれる時代ではありますが、物理的な寂しさを埋めるのは難しいかもしれませんね。
最後に
生活面では思うところは多少ありますが、私には今の環境は最高です。
会社辞めても困らない額まで中国赴任が続けられるよう、お仕事頑張ろうと思っています!