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書籍「欠乏の行動経済学」の要約と学び

記事の内容
  • 書籍「欠乏の行動経済学」の要約、及び学び
こんな人向けの記事
  • 家族との会話や、趣味を楽しんでいるときでも、お金、時間、仕事等について考えてしまう方。
  • 組織において、余裕を決める裁量を持っている方。
目次

要約

欠乏するとどうなるか

処理能力の著しい低下

欠乏する事柄に対して、「無意識」で集中するようになる。

これにより常に脳のリソースを割かれるため、他の事柄に対しての処理能力が著しく低下する。

このことから、処理能力が低い人や組織は欠乏している可能性がある。

視野狭窄

集中した事柄しか目に入らなくなるため、即刻対処すべき問題に気づけない。

気付いたときには手遅れ、もしくは応急処置しか行えないため惨事を引き起こす。

加えて平常時でも判断が難しい事柄を処理能力が低下した状態で対応するため、間違った判断を下し泥沼化する。

思考への割り込み

欠乏状態に陥ると何をしているときでも、欠乏している事柄について考えてしまう。

家族と接する時や趣味に勤しんでいる時でさえ、お金や仕事のことを考えてしまうのであれば、欠乏しているサインである。

欠乏の発生要因

定常時に余裕がない

定常時に余裕がない場合にミス、イレギュラーが生じると、定常作業を後回しにせざるを得ないため欠乏が生じる。

過剰な余裕を持つときの楽観視

夏休み終盤になってから宿題を終わらせる時間の「欠乏」に気づく様に、過剰な余裕は欠乏を生み出す要因となり得る。

欠乏の抑制

余裕を持つ

ミス、イレギュラーに対応できる余裕を定常的に持たせる。

お金であれば、生活防衛資金や保険が該当する。

仕事であれば、必要ではないが重要な仕事を行う時間にあたるだろう。

仕組みに頼る

夏休みの例であれば、宿題の量及び提出期限を「各週毎に分割」する。

この過剰な余裕を廃する仕組みにより、以下のような利点も得ることができる。

分割によるメリット
  • 教師や保護者は、欠乏が深刻化する前に気づき、対応できる。
  • 忘却曲線に則した効率的な学習が行える。
  • 宿題による欠乏状態から脱するため、楽しい夏休みが満喫できる。

チェロの学び

マインド

個々人や組織の処理能力の低下は、「資質ではなく欠乏」が原因である可能性を意識する。

脳みそは短絡的な結論を求めがちであるが、一度立ち止まり考えることを身につけたいものである。

余裕と無駄の見極め

余裕を数値化、評価することは難しい。

そのため余裕を減らす場合は慎重に、後戻りできる状態を維持しつつ様子を見るべきだろう。

余裕か無駄かを判断出来ない場合、現状維持が有効な選択である可能性も考慮しておくべきであろう。

仕組み化の重要性

人間の脆弱性を突くような問題は、仕組みで解消できることを認識する。

人間は頭の中で時間を見積もるのが下手 → 期限を申告する前に一度、強制的に手を付けさせる。

給料が入ると使ってしまう。 → 財形貯蓄、別の口座へ振り込みを行う。

毎日続ける習慣化が難しい。 → 他人を巻き込んだり、辞めるほうが面倒くさい状況を作り出す。

部下への対応

やることやっているのであれば、仕事中に楽しそうにおしゃべりしてたり、スマホ弄っているのは余裕がある証拠。

現状うまく回っているのであれば、「欠乏が生じていない、わかりやすい証拠である」と喜ぼう。やったー!

豊富な参考文献

注釈、及び参考文献の量が半端ないので、最近の文献は目を通していないので襟を正される思いでした。

客先への説明(言い訳)にも使えるので、文献は読もうね!

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